2012.12.01 粟ヶ岳 (後編) [新潟・中越 粟ヶ岳]
前編より続きです。 再び山頂へ向けて。
【10:40】 迷いましたが、山頂に立つという魅力に惹かれ、再トライする事にしました。
このガスの途切れがいつまでもつか予想も付かないのすが、この機会を逃したら後悔するだろうと思いました。
新たな気持ちに切り替えて、山頂に向かいます。
→480×360 →800×600
風も弱くなってきたように感じました。 この時点でほぼ雪も止んでいます。
→480×640(スマホ撮り) →640×480
【11:10ごろ】
標高1,100m地点を通過して、更に8合目も通過。 *標識の左奥に続いているのが登山道。
積もっている雪の量が、7合目までと比べ物にならないほど多いです。
脛から膝にかけて、場所によっては腿まで埋まります。
→480×360 →640×480
七頭の分岐点(合流点)を通過すると幾分斜度は緩やかになりました。
そして、気がつけば再びガスの中に入っていたようです。 道の表面が雪で真っ白なので凹凸が判断できません。
凹んでいるのかと思えば出っ張っていたり、かと思えばガクンとくぼんでいたり・・・。
これで吹雪だったら完全にホワイトアウト状態なんでしょうね。 幾度と無く足をとられてよろけそうになります。
【11:33】 七頭から少し進んで9合目です。
→360×480
【11:50】 粟ヶ岳山頂に到着です。
予想はしていたのですが、他に登山者の姿はありません。 細かい雪混じりの風が吹き付けるだけです。
展望は利きませんが、でも、ここに立てた事は幸でした。 念願達成です。
↓山頂にて(0:40) スマホ撮り動画です。 (音声あり、Volume注意です。)
【12:00】 下山開始
【12:40ごろ】 7合目・粟ヶ岳ヒュッテ到着。
遅い朝めし、と言うか時間的にはお昼ですね。
今回はカレーうどんです。 そこに持ってきた葱&水菜&卵をin! ヒュッテの中に美味しそうな香りがただよいます。
カレーうどんを汁代わりにおにぎりやパンも頂きました。 ラジオを聴きながらのんびりしました。 これで元気復活!
ヒュッテの外に出てみたら、風は弱いですが、降っている雪が多くなってきているような気がしました。
簡易アイゼンを付けたり準備しながら、ふと見ると、手袋の上に降ってきた雪が針のように面白い形状をしています。
気温が低いためでしょうか。
【14:00】 ヒュッテから再び下山開始
下山路は、ある意味登り以上に大変でした。
露岩帯や平坦路ではそれほどでもないのですが、落ち葉が積もっているような場所では、
そこに雪が積もって、ズルズルと滑ります。 1回だけ尻もちをついてしまいました
【14:55】 3合目に到着。
雪の降りが本格的で、カメラを構えると付いた雪が水滴となって、拭いても拭いても滲んでしまいます。
3合目は、登りの時通った時とはまるで変わって、ベンチの上はもとより、その周りも真っ白な雪景色でした。
腰を下ろす気にもなれないので、すぐ歩き出します。
→360×480 →640×480
一面、雪景色に変わっていました。 積りたての景色は綺麗です。
→360×480(スマホ撮り) →360×480 →480×360
【15:30】 My Car の場所に到着。
上にいる間に下界もかなり降ったようです。 車の上にもご覧の通り。
タイヤはNormalでしたが、なんとか大丈夫でした。
帰る途中、体も冷えたので温泉に立寄りました。
初めて入ったのですが、ちょっと料金設定が高めですね。 800円だったかと思います。
施設自体が、リラックスルームはじめその他も充実しているので、それから考えると相応なんでしょうね。
尚、夕方5時以降は200円ほど割引になります。
お湯はぬるめで、長時間入っているのには良いですね。 この日は気温が下がっていた為、
露天風呂はいくらでも浸かっていられそうでした。
古い話になりますが、登山は高校に入った時に、初めてこの粟ヶ岳に登った時から始まりました。
当時は勝手が分からなくて、ただただ辛いだけでしたが、結局その後に何回も登っているんですよね。
遠くから見える山容も立派ですし、展望もそれなりに利きますし、なにより自分に合っている気がしています。
途中にある、ヒュッテの存在もありますね。
今回の〆にこの粟ヶ岳に登れたのは、ホント幸せでした。
以上、長々とお読みくださりありがとうございました。
2012.12.01 粟ヶ岳 (前編) [新潟・中越 粟ヶ岳]
いよいよ最後の登山です。 〆は粟ヶ岳を選びました。
正確に数えていませんが、一番多く登っている山だと思います。
【7:15】 車から出発。
空は明るいのですが、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況です。
「危険!! 熊が出ます。」 の看板を見て気を引き締めます。 歩き出してすぐの水源地ダムを渡って対岸へ。
少し歩くと1合目に着きます。 いよいよ登りの始まりです。
約10分ほど登って、2合目手前で尾根に出ます。
ここで少し視界が開けるのですが、上の方はガスで覆われていて見えません。 期待せずに先に進みます。
途中、青々とした苔の上に、落ち葉と細かな雪が綺麗です。 よっこらしょっと、マクロ撮り。
3合目手前から徐々に雪景色に変わってきました。
【7:55】 3合目着。
3合目から少し先で白い道に変わりました。 先に登山者らしき踏み跡が無いので、今日は自分だけかもしれません。
熊が出ないといいですが・・・ 風があるので、木々や葉の擦れる音が大きくて、出てきても気づきませんからー!!。
→480×640 →360×480
おなじみ3段ハシゴを超えて、10~15分ほどで、6合目直下のクサリ場に到着。
ここも左右に木が無いので、風が強めでした。
鎖は、所々岩に積もった雪と一緒に凍り付いていて、そこから剥がすように掴みながら進みます。
→360×480 →480×640(鎖の部分別撮り・拡大)
クサリ場を登りきると6合目に出ます。 時折吹き付ける風に思わず飛ばされそうになります。
一旦ここを下って、7合目への最後の登りに取り付きます。
部分的に、片側が落ち込んでいる場所もあります。 路肩注意ですね。
→480×640
7合目手前には水場への分岐があって目印になります。 ここからもうひと踏ん張りで7合目となります。
積もっている雪の量が多くなってきました。足をとられそうになりながら一歩一歩登ります。
【9:25】 7合目・粟ヶ岳ヒュッテに到着。
→640×480 →640×480
粟ヶ岳ヒュッテ内部は静まり返って誰も居ません。 ここで荷物を降ろして小休憩です。
登ってきて、そんなに汗はかいていないと思いましたが、体からの熱気が立ち上るのが分かりました。
ヒュッテの内部でも、気温は0.8℃とひんやりしています。
→360×480 →400×300
体制を整えた後、山頂に向けて出発です。
【10:00少し前】 粟ヶ岳ヒュッテを出発。
が、7合目から先は風がかなり強くて、なかなか手強いです。
量は多くないですが、細かな雪も風に混じって一方向から強く当たってきます。
肌が露出している顔の部分が痛く感じました。
まだ痛い内はいいのでしょうけど、感覚が無くなってくると危ないですね。
【10:20ごろ】 標高1,100地点。
そんな感じで時折吹く風に苦戦しながら登っていきましたが、先はガスで覆われて更に条件が厳しそうです。
気持ちが折れそうでしたが、やっぱり折れちゃいました。 標高1,100の標識地点で断念して戻る事に。
この1,100m地点が今回の頂上とする事で自分を納得させました。 すごく悔しいですが。
・・・・。
7合目ヒュッテに戻って振り返った瞬間、すっかりガスが飛ばされて上部も良く見えました。
これは、試練なのでしょうか? 山に試されている・・・?
一旦きります。 後編へ続く